歩き遍路での納め札取扱いの注意点

皆さんがへんろをしていく上での必須アイテムの中に「納め札(おさめふだ)」
というお札があります。

使い方については別項にも書いていますがへんろ中にはお寺に納めるだけではなく
へんろ同士の名刺代わりにも使えますので個人のコミュニケーションツールと
してもへんろの間ではいたるところで使えます。

そんな便利な小道具の納め札ですが
個人情報の漏洩という観点からするとちょっとした注意が必要になってきています。

それをこれから挙げてみたいと思います。
少し怖い話かもしれませんがもしかしたらあなたの知らない間に納め札が
悪用される場合もあるんだということを知っておいてください。

ここでは分かりやすいように以下のケース別に分けてみましたのでご参考下さい。

お寺に納める場合

納め札を見ていただくとわかると思いますが
あなたの願望と住所、氏名を書く欄があります。
それを書いてお寺に奉納するわけです。これが本来の使い道なわけです。

が、そこでいくつか問題があるわけです。その問題を挙げてみましょう!

  • お寺の納め札入れはお賽銭箱のように厳重になっていないので
    誰でも取ろうと思えば取れる
  • 八十八ヶ所のお寺は基本的に24時間境内に入れるので、誰でも勝手に入れる
  • 人によってはお札を大変珍重するのでそれを漁って持って帰る人もいる
  • お寺によっては納め札入れが満杯にならないと掃除を
    しないのでいつまでも放っておかれる

等々の理由からあなたの納め札が抜き取られてしまって、
そこからあなたの個人情報が知られてしまうという事が起こりうるわけです。

それが原因でへんろ後に身に覚えのないDM(ダイレクトメール)が
届いたという方がいましたし
お寺関係者を装って寄付金などを募る詐欺まがいの被害にもあった方もいました。

じゃあそれを防ぐには、ど〜すればい〜のかということです。

一番い〜のはお札にあなたの気持ちを込めて何も書かないで納めることです。
でも、これでは意味がないと思われる方には次の方法をお薦めします。

それは住所を全部書かないで入れることです。

例を挙げますと

  願   無病息災
  名前  笑 風太
  住所  ○○県 もしくは ○○県△△市

程度にすることです。

特に住所は上記のように県名もしくは 市町村名までに
留めて置く方が安全だということです。
100%かはわかりませんがこうすれば、特に問題は起こらないと思います。

わたくしはそ〜ゆ〜話をベテランの方から聞くまでは一生懸命
一枚ずつ丁寧に書いていました。

が、その話を聞いた後はそれは「ヤバイ」と思ったので上に
書いたように変えました。

わたくしの場合は特に今までに問題は起きていません。

ということでお寺でお札を納める時は以上の点をお気をつけ下さいね

お接待して戴いた方に渡す場合

人を見て判断するのはあまりお薦めしませんが、
あなたにホントの気持ちでお接待して戴けた方なら
全てを書いて感謝して渡すべきですね。

特に一夜の宿を提供して戴いた方にはそれは当然のお礼にあたると思います。
あなたを信用して泊めて下さっているのですから失礼の無いように
しなくてはいけませんね。

こういう方の場合は特に問題はありません。あなたの事を心配して
下さっているので素直に納め札を渡しましょう!!

また、へんろが終わったのちに何かを贈りたいと思った方は
忘れずにその方の氏名と住所は聞いておきましょ〜!!
そして聞いた方にはきちんと贈りましょ〜ね

物が贈れなくてもせめてへんろが終わった報告のハガキをだすだけでも
喜んでいただけると思います。

道中のへんろさんに渡す場合

ある意味へんろさん同士が一番判断が難しいかもしれません。
こちらが普通に名刺のように相手に渡しても相手はそ〜じゃない場合も
あるからです。

わたくしの場合はこんな困ったケースがありました

渡した相手と分かれた後に相手から電話がかかってきて
 「今どこにいる?」
みたいな事をしつこく詮索してきたり、

 「こっちに来て一緒に歩かない?」
みたいな事を言ってきて相手のペースに引っ張ろうとして
しきりに誘ってきたりする人がいました。

あまりにも鬱陶しいので結局携帯電話を着信拒否にするしか
ありませんでした。

そ〜ゆ〜よ〜な事はそんなにしょっちゅう無いとは思いますので
そんなに神経質になることはないと思いますが
そんな相手だと思ったら最初から関わらない方がい〜でしょ〜ね。

野宿場所とかで一緒なった方にど〜しても渡したくない場合だったら
なんだかんだい〜訳して先に寝てしまうことですね。
そして次の日は朝早く起きてとっとと出発してしまいましょう。

地元の方に渡す場合

東屋等の野宿する場所が民家近くにある場合はその近辺の方に
一言声を掛けておくとお互い気持ちよく寝られます。
その挨拶の時にあなたの納め札を渡しましょう。

こういう時に納め札を渡すのは一種の身分証明証代わりにもなりますので
これを相手に渡すことでへんろであると認知して戴けますし
ある程度信用もしてもらえます。

お接待をして戴いた方同様に地元の方はお札を悪用しようなんて事は
考えませんので安心して渡してください。

出発前にその野宿場所を掃除して綺麗にしていけば今後のへんろさんにも
気持ちよくその場所を使わせて貰えるので決してい〜加減に
しないようにしませう!!

如何でしたでしょうか?
以上の事を頭に入れて戴ければと思います。

これを守っていれば絶対安全というわけではないですが、
"納め札も便利な反面いつ悪用されるかわからない怖さがある"
という事は十分に理解しておいてください。

せっかく楽しい気分でへんろを終えて帰ってきても
あとから嫌なことがあったら興ざめしてしまいますからね、
しつこいよ〜ですがお気をつけください

以上で納め札の使用に当たっての注意点を終わります。

投稿情報 : 2005/03/13

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