歩き遍路の効能5 知識面
へんろの効能 その5です。今回は「知識面」についてです。
歩き&野宿へんろをすると一体何が分かるんでしょうか?
下に挙げてみますと
- いろいろ知らなかった事を教えてもらえる
- どこで野宿できるかなどがわかる
- 簡単なモノならすぐにできることがわかる
- いろいろなアイデアが出てくる
- いろいろ場慣れしてくることで怖いモノが減ってくる
- 見る視点を変えるといろいろ見えてくる
といった感じになります。
いろいろ知らなかった事を教えてもらえる
へんろの途中にベテランへんろさんに会うと意外と淋しがり屋な
人が多いのでこちらから話かけなくてもいろいろと話を振ってくれます。
人によってはへんろでの自慢話しかしない場合もありますが
たまにその話の中でもその人が見つけたいろいろなところを
教えてくれたりします。
特に野宿へんろのわたくしが嬉しかったのは野宿情報でした。
地図を広げていろいろチェックしてもらったりその時の注意事項なども
教えていただいたりして大変助かりました。
またベテランへんろさんだけでなく、途中でお接待や呼び止められた
地元の方からもいろいろ教えていただきました。
とにかく、何も知らずに勢いだけで来てしまった方はいろんな方と
話してみて下さい。
普段の生活では気が付かなかった知恵を授けてもらえます。
どこで野宿できるかなどがわかる
上の話でも書きましたがベテランへんろさんはとにかくいろんなところに
行っていますので穴場の野宿場所なんかの情報をたんまり持っています。
それを参考にして自分でも野宿場所ハンティングのセンサーを
働かさせていくつか野宿ポイントを発見したりもしました。
また経験的にど〜ゆ〜ところが比較的安全に寝れるかといったことも
体で憶えられます。
日頃からそ〜ゆ〜場所を求めて歩いていると向こうから呼ばれる場合もあります。
ふらっと寄り道したところにかなりGooな東屋があったりといった
経験もありました。
野宿場所の中で一番安全なのはやっぱり境内でしょ〜かね。
はじめは怖いイメージがありましたが、テント持参で周っていると
その恐怖感が緩和されてその内、すっかり慣れて平気になります。
(勿論、全部ではありません、一部では怖いところもあります。(>_<;)
ただ最近は境内では寝させてくれない場所も増えてきているよ〜なので
野宿へんろ的にはかなり残念な気がしますね。
簡単なモノならすぐにできることがわかる
特に普段の生活で料理などを作っていなかった方などは
へんろで自炊すると意外と料理は簡単なんだなということが
わかると思います。
作り込めば当然それなりに時間がかかりますが
食べるだけでい〜といった場合は簡単に料理が出来てしまいます。
即席ラーメンは当然、麺を何分かゆでるだけで出来てしまいます。
炊飯はコツを掴むまでは面倒かもしれませんが
毎日やっていればある程度適当でも十分美味く食べれるよ〜になります。
カレーや鍋などもお湯を沸かして具を入れてルーやだしをそのまま入れて
煮込めば出来てしまいます。
なので毎日ありきたりな食生活に飽きてきちゃった場合は是非挑戦してみて
下さい!!
いろいろなアイデアが出てくる
歩きへんろは持って行くモノが制限されますからその中の道具を十分
使いこなす必要があります。
また基本的な使い方以外にもふとしたアイデアで別の便利な使い方が
できる場合もあります。
それと、普段使っている道具以外で安価なモノで代用できる場合もあります。
そ〜やって普段使っていない頭で歩きながら知恵を磨くということが
できます。
いろいろ場慣れしてくることで怖いモノが減ってくる
野宿できる場所について上で書きましたが、イメージというのは
結構頑固なものでなかなか払拭できませんが
それでも、その怖いイメージを我慢してやっていると慣れてきます
人間の慣れとは凄いものであんなに怖いと思っていたお寺でも平気で
寝れるよ〜になってしまいます。
これは自分でも正直なかりの驚きでした。
違った意味で「死んでる幽霊を怖がるより、生きている人間の方が怖い」
という風に考えが変わってきたというのもありますかね。
俗にへんろの中でも霊が見える人がたまにいますが
そんな方も怖いのは生きている人間の方だと声を大にして言っていました。
特に境内などではじめ一人では怖い場合は何人かで一緒で寝てみてください。
街中の公園で寝るよりはるかに静かで落ち着くと思いますよ。
見る視点を変えるといろいろ見えてくる
これは見えない人でも霊が見えてくるというわけではなくて
今まで意識してなかったものにふと目を向けるといろいろなことが
見えてくるという話です。
自分が歩きへんろをしてるわけですから、おなじ「歩きへんろ」が
いるとすかさずチェックが入ると思います。
また野宿場所やそこで野宿してるへんろさんなんかにも自然と目が
向いてくるでしょう!!
それだけではなく、ちょっと余裕が出てくると少しゆったりに
なると思いますので、歩いてる場所の風景やなんかも目に留まるように
なるでしょう。
余裕がなくとにかく急いで歩いて人にはキレイな景色は全く目に入って
いないよ〜でもったいない限りです。
更に、もう少し視点を変えると、ゴミや死骸なんかも目に入ってきます。
特にへんろみちのゴミは場所によってはかなり溜まっているところもあります。
それを見たらかなりショックを受けますがそ〜じゃない人も
当然いるわけでそんな方が平気で捨てていくわけですね。
人によっては意識せずに捨ててる場合もありますのでホントに困りものです。
死骸については特に踏まれた虫や蛙が多かったですね。
その時期に歩いたからでしょうか。
そんなゴミや死骸を見て不条理を感じてしまうことも多々ありました。
ゴミに関しては気が付けば拾う場合もありましたがいかんせん
重い荷物とそれに勝るゴミの量のためいつも挫折していました。
とにかく1つ見つけて拾うと更に数歩歩けば次のゴミという風に
次から次へと出てくるのでとても一人では対処できません。
へんろをした方の有志で「空き缶」を拾おうという運動ができたよ〜ですが、
それだけではとても処理できません。
何年か前から「へんろを世界遺産に」という運動も行われているよ〜ですが
申請する前にいろいろやることが沢山あるのではないか
なんて思ってしまう今日この頃です。
ちょっと最後に愚痴まじりになってしまいましたが、
へんろをするといろんな知識、知恵、分別がつくと思われますので
少しそれを意識して歩くのもよろし〜のではないかなと思います。
投稿情報 : 2005/07/11

