歩き遍路の始祖、衛門三郎伝説

へんろでは有名な伝説がいくつかあります。
その中でも一番有名なのが今回お話しする、衛門三郎(えもんさぶろう)伝説です。

それではそれがどんな伝説なのか見ていきたいと思います。

三郎は極悪人!!

衛門三郎は空海さんと同時代の愛媛は松山の豪商であったと言われています。
そして地域でもかなり有名なケチで強欲な人だったそ〜です。

そんなある日、乞食坊主が三郎の家に托鉢に来たそうで
強欲な三郎は相手にせずに追い返そ〜としました
が、一応托鉢も修行なので何か戴こうとしたのか
なかなか引き下がらず抵抗したそ〜で
最後には三郎がその坊主に切れて持っていた鉢を落として割ってしまった
そ〜です。その時、鉢は8ツに割れてしまったそ〜で
それ以来その坊主は来なくなったとか、

そのうっとうしい坊主が来なくなったので三郎はホットしてましたが
それも束の間、その後、三郎の子供等が次々と変死を遂げていきまして
遂に三郎の8人の子供全員が死んでしまいます

その原因は何かと考えた時に三郎はふとあの追っ払った坊主が
空海さんじゃなかったのではないかと思って
その詫びを入れよ〜と思い今までの財をすべて投げて出して
空海さんに会う為に四国行脚をはじめた
そ〜です。

ですが、そ〜簡単には会えず結局何周かしたところで
ふと考えて今度は確実に会える方法として逆に周りはじめたそ〜です。

とはいってもまたまた簡単に会えませんで
遂に、会う前に焼山寺近くで倒れてしまいます。
その時に、三郎の前に空海さんが現れて追っ払った時のことを許してもらい
更に続けて今度生まれ変わるときは領主になりたいとお願いをして
そのまま死んだそ〜です。

その時に空海さんは三郎の手に「衛門三郎再来」と書いた小石を握らせた
そ〜です。

その後に、伊予の領主に男の子が生まれますが、その子の手が生まれてから
何年かず〜っと開かないので安養寺(今の石手寺)に行ってお祈りをすると
その手から「衛門三郎再来」と書いてある石が落ちたそ〜です。
その後三郎の念願の地元の領主になったそ〜です。

三郎の死に際の願いが通じて生まれ変わったのだと信じられています。

ここで付け加えますと

衛門三郎が逆に周って空海さんに会ったことがはじまりになって
逆打ち参りは順打ち参りよりご利益があるとされると言われるよ〜になったと
言われています。
なのでこの伝説から三郎が遍路の始祖とされています。

また今の51番の石手寺には三郎が生まれ変わった領主の息子が
握っていた石がまつってあるそ〜です。ちなみにまだわたしは見たことはありません。

というのが四国で信じられている衛門三郎伝説です。

個人的な疑問点を

伝説なんてお話は戒めを込めている場合が多々あるとは思うんですが
よくよく考えてみるとこの伝説は何かおかし〜な〜と思うところがあったので自分なりに
勝手に解釈しなおしてみました。

上の話でわたくしがおかしいと思った点は

  • 空海さんは托鉢を断られたぐらいで人を呪い殺すのか
  • 三郎の家に現れた坊主はホントに空海さんだったのか

ということです。
ど〜もここの点を考えるとその時代の四国の人、あるいは全国の人を
助けた偉人といわれる人がそんな個人的な恨みで人の子供を呪い殺すのか
という疑問が出てくるわけです。

個人的空海ファンのわたくしにはそれが信じられません
もしそ〜だとしたらここまで空海(お大師)信仰があったのでしょうか??

ということで上の話をわたくし的に書きなおしてみますとこ〜なります。

昔、松山に衛門三郎という豪商がいてそこに空海さんに似た
(もしくは空海さんを騙った)坊主が現れて三郎に執拗に布施を迫った。
が、三郎に疎ましがられ最後に鉢まで割られてしまい坊主は怒って
帰ってしまった。
恨みに思ったそのニセ坊主は三郎の子供に呪いをかけて殺してしまった。

子供が死んでしまった三郎はあの坊主は空海さんだったんだと思い込み
行脚をはじめることになり、空海さんに会うまで何回もまわり
順周りでは会えないと思い逆に周り始める。

必死に周っていたのでその内精も根も尽き果てて倒れてしまう
死ぬ間際に念願の空海さんに会うことができ、それまでのいきさつを
聞いもらってその生まれ変わりの願いをきいた空海さんが
「衛門三郎再来」と書いて石を握らせた。

または純粋に8人の子供が全員何かの病で死んでしまって
それを嘆き悲しんだ三郎が空海さんに会って供養してもらいたくて
四国行脚しただけなのかもしれません。

ちょっときれいな話になってますが、実際はこんな感じだったんでは
なかったのかなと思います。

決して空海さんは人を呪い殺すよ〜な事はしないだろ〜と思っていますので
三郎の子供を呪い殺した(もしそ〜のであればですが......)のは
そのニセ坊主の仕業ではないかと思ったわけです。

あくまでもこれはわたくしの想像ですのでホントのところは
ど〜なんでしょうか??

以上で一番有名なへんろの伝説をお話ししました。
今回、わたくしの考えた三郎伝説も書きましたが
あなたならど〜思いますでしょうか??

空海さん、衛門三郎ともとっくの昔に死んでいますから
いまさら本人たちに話を聞いて確認しよ〜がありません。

ですが一番最初に紹介した一般的な伝説ではあまりにも二人の事を
侮辱しているのではないかな思っているしだいです。
そんなに伝説にとってつけてムキになることはありませんが
ちょっと一言いわせていただきました。

ということでここで終わりにしたいと思います。

投稿情報 : 2005/04/26

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