歩き遍路心得07 人様の負担、迷惑にはならない

へんろには昔からお接待という互助行為がありますが
それも度を越すとただの「おねだり」になったり「たかり」になって
しまう恐れがあるので常に自分を戒めておきましょう!!

できるだけ自分で全てのことをこなすという気持ちで歩きへんろを
していただきたい
と思います。

何度も恥をしのんで言わせていただきますが
わたくしの場合はお接待をいろいろ戴きました。
今振り返れば顔から火が出てきそうなくらい恥ずかしいことを
平気でしていることもありました。
(その時は当然何をしているか気付いてはいません......)

後になって人から指摘されたりあるいは人の振舞いを見て自戒せねばと思ったりして
いろいろ気が付いたこともあったので反省と後悔をしてきました。
そ〜いったことに気付かなければまたへんろに来た時に同じことをしてしまっていた
ことでしょう!!

そんなわたくしの不甲斐ない経験を参考にしていただき
またわたくしが見たいろんなへんろさんの態度なども同様に参考に
していただきたいと思います。

とにかくどんな場合でもできるだけ他人に頼らず、こなしていこうと
いう気持ちを心掛けましょう!!

では本題に入ります。
他人に迷惑をかけるという場合はどんなことがあるんでしょうか

  • 自分がお接待して戴いた場所を勝手に人に教える
  • お接待を暗に求め
  • 自分以外の人もお世話になる場所に一緒に連れて行く
  • 一度お世話になった場所にまた行く

などといった感じです。
いづれのことも気が付かなければ迷惑になるなんて思わないと思いますが
実際に自分が同じ目に遭えばそ〜実感すると思うことだと思います。

自分がお接待して戴いた場所を勝手に人に教える

何回も言っていることですがあなたがお世話になった場所を勝手に
他人に紹介していけません
。特に個人宅の場合は御法度です。

あなたをお世話にした方はあなただからお世話した場合がほとんど
ですのでそれを他人にペラペラとしゃべってはいけません。

たまに個人で善根宿をされている方で教えても構わないという場合も
ありますがそれは例外です。

自分で特に意識していなくてもその話が噂になりへんろさんが個人宅に
押しかけるということもありえますのでそこのあたりは自重しましょう

へんろ中に何軒か泊まらせていただきましたが
そ〜ゆ〜目に遭って困ったことがあったとへんろさんの
愚痴をこぼされて寝かせてもらえなかった時
もありました。

個人宅で無い、接待所や善根宿などでも時期によっては
へんろさんが大量に押しかけて困ったという場所もあって
かなり困っていると聞いています。

また接待所や善根宿の近くに住んでいる方もへんろさんを
見るとあそこに泊まれるところがあるという情報を教えてくれる場合もあります。
そんな風に教えられた方は数が少ない場合はまだ我慢できるで
しょうがかなりの人数が押しかけてくるとかなり大変になると言っていました。

基本的に善意ですから人数が多くなったからといって金額を請求などは
しませんがその分負担が増えるので自分でまかなえる範囲に限界がある
方の場合は大変になることは想像できると思います。

お接待を暗に求める

自分でも自覚がなくやっていたことなんですが
へんろに慣れてくるとお接待の応対にも当然慣れてきます

で、悪い方に慣れて来る場合もでてくるわけです。
普通に話しかけてくれた人にもなんだかんだお接待をしてくれみたいな
態度や物言いをしてしまっている場合も出てきてしまいます。

はじめは自覚はありませんでしたが、一緒に歩いていたへんろさんの
振舞いを見て俺もあんなことしてたなぁ〜と後になって反省しました。

人によっては実にうまい具合にお接待を要求してくる話し方をする方もいます。

お接待もピンきりですから状況によっては
家に泊めて欲しいとか食事が食べたいとかいうことをこちらからではなく
「相手方に言わせる」とゆ〜テクニックを見せられました。

それを目の当たりにしてからは極力そんなことをしないよ〜にしていました。

一般人から見て逆に考えるとそんな風にお接待を求めているへんろさんには
むかっ腹が立つ場合がほとんどかと思います。

自分以外の人もお世話になる場所に一緒に連れて行く

へんろではにいろんな方に会います。
その中には四国在住の方で物凄くへんろ好きな方がいます。
車で四国中を巡っていて途中で会ったへんろさんに対して
お接待をしまくっている方
がいます。

怪我をしたりしたへんろさんを見つけるとほっとおけずに
拾って自宅まで連れて行ってくれて直るまで泊めたりしてくれることもあるそ〜です。

そんな方に途中で会って「近くに来た時は連絡くれや!」と言われ
名刺をいただいたり連絡先を教えてくれます。

それで例えば愛媛や香川に入ったときにその方に連絡するわけです。
でその時にホントはわたしにしか連絡先などを教えていないのに
たまたま、その日に出合ったかたなどと話をしている最中に
いきおいだか口が滑ってかでその方のことを口にしてしまって
わたくしが一緒に行きませんかなどとか誘ってしまう場合があります。

その方には許可をとらずに来てからこの方もお願いします
などとお願いするわけですから当然のことながらしぶしぶ
じゃあ、い〜ですよということになるわけです。

以上はわたくしの失敗談なんですが反省として
もし他のへんろさんとお話しをする時には絶対にそんな話はしないで下さい。
連絡先をいただいたのはあなただけですから知り合って仲良くなった
からといってあなたが勝手に一緒にお願いしますと頼んでもいけません。

たまたまその方も以前にその方と個人的に会っていて泊めてもらえると
約束されている場合ならよろし〜かと思いますが
そ〜でない場合はあくまでもあなただけで泊まってください。

冷たいかもしれませんが、それは縁ですからあなたがもし
一緒にいる人が凄くい〜人に見えても誘ってはいけません。

何故いけないかとい〜ますと

  • 泊めていただける方があなた以外のことを知らないから
  • また一緒にいる方が実は善人ぶっていてホントは
    かなりのワルで盗人などであった場合責任が取れないから
  • 泊めてくれる方のおうちは自分の家ではないから
  • 食事やなんかを出してくれる場合が多いですから余計な負担をさせてはいけないから

以上の理由から民泊するときはあなただけで泊まりましょう。

なんでか分からない方は自分が泊める立場になった時のことを考えてみてください。

このお話しは自分のへんろ体験の中でも汚点といえることですので
反省を込めて皆さまにご理解いただきたいと思います。

一度お世話になった場所にまた行く

上と似たようなことですが、ついへんろをしてしまいますと、
楽しいことが多いと思いますのでまた周りたくなります。

そ〜しますと2周目以降は一度目とは違ってどこに何があるかある程度
知っていますから
とても回りやすくなります。

で、その時に途中でまた以前お世話になった方の家に連絡をして
民泊をお願いする方もいます。

凄く気に入られた場合はよろし〜かもしれませんが、
一度目の別れ際に「また来い〜や〜!!」などと言われることが
ありますが、ほとんどは社交辞令ですから間に受けないでください。

またそ〜でなくてもあまりお薦めできることではありません。
基本的に四国での出会いは一期一会だと思っていますので
かなり深刻な状況に陥らない限り以前お世話になった方には
お世話にならないよ〜にしましょ〜。

民泊だけでなく接待所なども同様です。
ホントに気に入れられた場合でまたそこに行きたいと思ったら
へんろが終わってから一度手土産を持ってそこに挨拶に行きましょう!!

その時に「また来てください!!」と言われたら
次に周った時も立ち寄れるかなと思います。

ということで今回はほとんどは自分への反省文的なものが多かったですが
中にはい〜歳をして人に世話になりながらへんろをしている方も居られます。
そ〜いった方々を見て自分もそんなことをしているのでは
ないかと常に自問してください。

で、もしそんなことをしているのであれば戒めましょう!!
人にお世話になるなとはい〜ませんが自分がへんろだからといって
調子にのって人の善意を利用してはいけない
ということを
よくよくご理解いただきたいと思います。

お金を払って泊まる施設などとは違いますから
いつでも謙虚になって恐れ多い気持ちでいるのがよろし〜かと思います。

投稿情報 : 2005/10/23

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