歩き遍路をすると罹ってしまう「お四国病(遍路依存症)」

今回はへんろの副作用についてのお話しです。

遍路はある意味劇薬」で大変な後遺症を残してしまう場合があります。
今までの実生活から比べるとあまりにも刺激が強すぎてしまったり
経験したことが無いような楽しいことばかりがあり過ぎると
へんろが終わっても気持ちの方が元に戻りたくないと思ってしまって
そのまま四国に居座りたいと思うよ〜になってしまう場合があります。

一人では心細いですが、へんろ中に出くわす人の中には
そ〜いった気持ちになってしまった方も結構多いみたいで
意気投合してしまうと、そのまま流れでまたへんろをはじめる人も
出てきます。

ただ、へんろがいくら面白いからといっていつまでも自分の稼ぎだけでは
食べてはいけません。
その内、裏ワザを教えてもらって一緒に集金活動をはじめてしまうと
はじめは抵抗があってもすぐに慣れて順応してしまいます。
それ以後は、いくらでもできてしまうので働かなくても金が稼げます。

よく、四国で目にする光景でデパートの前などで立っている人がいます。
それがこ〜ゆ〜方々です。

個人的にはこ〜ゆ〜生き方には共感できません。
わたくしの中ではへんろはあくまで一時休養として捉えていますので
終わったらまた元の生活に戻らないといけないと思っています。

へんろにはまる人のほとんどが実はお接待依存症?!

へんろにお接待はなくてはならない文化ですが
中にはお接待に慣れてしまって自分がへんろをしているのが
なんだか偉く感じてしまう人
が出てきます。
これを勘違いとい〜ますが、このおかげでへんろが辞められなく
なってしまう人が出てきます。

あくまでもお接待はへんろにしかしないものなので
自分がへんろで無くなったら当然お接待もいただけなくなります
また、へんろで味わえた変な優越感も得られませんし
あまり戻りたくない実生活のことを考えると今まできついと
思えたへんろ生活も実は楽なんではないかなと思えてきます。
そ〜なってしまうとかなりヤバイ感じになっていると思います。

四国には「歩きへんろ」を見るとだれかれ構わずにお接待をして下さる方がいます。
例え顔見知りになっても丁寧に何度もお茶やおにぎりなどを
へんろさんに提供してくださいます。

またそ〜ゆ〜方の中にはお年寄りも多いのであまり顔や名前などを
憶えていない方もいますので知らん振りをして一見さんを装う
へんろさんも何人かいます。

とにかく、人によってはお接待を飯の種にしている人がいます。
それを知っている人地元の方もいますが、殆どは知らないのではないかと思います。

良く、人に優しくすればい〜のではないかという話もありますが
それだけではいけない場合もあります。

お接待はへんろから見れば大変ありがたい行為ですが
こ〜ゆ〜ある意味悪用している人が段々と増えてくると
お接待の風習も消えていくと思います。

基本的にへんろのお接待は一期一会として考えて
もしまた周る時があってもそこにはも〜いかないくらいの気持ちが
大切なのではないでしょうか!!

もしあなたがお接待を一度した人でそれを目当てにまた来たら
嫌だと感じるのではないでしょうか

もし仲良くなった方でも礼儀は忘れずに居て欲しいと思います。

へんろさえしていれば邪険に扱われないのでやめられない

上の話のつづきもありますが、
お年寄りの中にはへんろさんが現れるとその人の前に行って
まるで仏さんを拝むようにして合掌する方
もいます。

そんな方から「あなたに会えて良かった」なんて涙を流しながら
お話しをして下さる方もいます。

四国の中にはへんろには一切関わらない地域も何箇所はあります。
(話しかけても、道を聞いても一切無視する地域があります。)
ですがそ〜なったのには理由があるはずですのでそ〜いった地域の
方には恨み言を言わないよ〜にしましょ〜!!

上のよ〜な場所はあってもごく一部です。
殆どはへんろさんには友好的です。

大都市や市の中心部の方の場合は道を聞いても適当に応える人が
居ますが、町村の場合は大概は親切にいろいろと教えてくれます。

中には休憩してってくれとか、果物をいただいたりしてお接待を
して下さる場合もあります。

へんろが通る場所は大体がそ〜ゆ〜地域なので
余程、なりが汚いとか臭いとかゆ〜場合を除いては
邪険に扱われません。
逆にカリスマへんろになると地域によってはVIP待遇になる場合も
あるよ〜です。

今まで、いじめられてきた方とか窓際に追いやられていた方には
物凄い嬉しいと感じるとは思いますが、それはその人がへんろに
なっているからと理由からであってそこを誤解しないよ〜にしましょ〜

歩くのはきついけど一日のノルマはないので実は楽?!

へんろは仕事ではありませんし基本的に自分ひとりで行動するもの
ですから自分が決めた事以外はする必要がありません

個人的な都合であそこまで行かないといけないということはありますが
人からあそこまで行けと指図されるよ〜なことはありません。
なので自分の行動や管理は全部自分の責任になります。

毎日、毎日、歩くわけですが予定を決めてもそれを実行するしないは
全て自分の気分しだいで変わります。
今日はしんどいから辞めようっていうのもありですし明日が楽になるから
も〜少し先に進もうというのもありです。

ただ、問題なのは自分にめちゃくちゃアマアマになってしまって
ルーズになってしまうことです。
ルーズになるのは初めは楽ですが、実はそっから抜け出る時には
とてもしんどくなります。

ルーズなままだとホントにそのままホームレスやエンドレスへんろに
なってしまって、元の生活に戻れなくなってしまいます

自分だけならい〜んですが中にはそこに他人を引っ張ろうとする人も
いますので注意が必要です。

そ〜ゆ〜方一緒に自由に生きようみたいなことをい〜ますが
その本意は自分が元の世界に戻れないのが恥ずかしくて淋しいから
他人の足を引っ張って引きずり込もうとしている場合が多々あります。

確かに傍目からみれば楽しいよ〜にうつる場合がありますが
よくよく見てみるといつまでこんなことできるんだろ〜かといった
悲愴感が伝わってくるよ〜な気がして逆に怖くなってしまいます。

良く、へんろで歩くのきついんでしょって聞かれますが
実は全部自分次第で決められますので「楽」です。

一日に何km歩かないといけないとか何番までお参りしないといけないと
いったことはありません。

だから人によっては逆に生活が乱れてしまう人もいます。
また上記の人に捕まってしまってそっちの道に気付かないうちに
入ってしまっているという場合もあります。

なのでどんなことがあっても自分の目的や意見は持っているべきだと思います。

わたくしも人のことはいえませんがへんろ依存症です
でも軽度だと思っています。
自分の生活費は他人に依存せずに自分で稼いでから四国に行っています。
勿論、道すがらの方に金を借りるなんてこともしたことはありません。

自分で撮ったへんろの写真を見るとホームレスと何が違うのかと思ってしまうことも
ありますが一線は越えていないと思っています。

へんろ中に何人かの方には態度や気持ちについて苦言やお説教を
いただいたこともありました。
その時は頭にきましたが今になって理解できたことも多々ありますので
何がい〜ことか悪いことかはすぐに判断しない方がい〜のかもしれません。

で、結論から言えば「へんろに行くからといって自分を極力甘やかせるな」
といった感じになります。
それと「自分の目的を忘れるな」といったことですね

ありきたりな結論になってしまいましたがそれがわたくしの得た実感であり
反省点になりました。

投稿情報 : 2005/09/25

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