歩き遍路の役目って?!

へんろって、自分だけのためにしていると思っている方が多いんでは
ないかと思いますが、決してそんなことはありません

表向きは自分で四国に行って、四国の道を歩いてお寺にお参りして
という形をとりますが、だからといって全部自分ひとりのためだけに
しているということではありません。

四国にへんろに来るという人のことをある信心深い、四国在住の方に言わせると
空海さん(弘法大師)に呼ばれたから周れているのだと信じていたりします。

だからそんな方から「あまりチャランポランな気持ちで周らないでね」と
言われたりしました。

そ〜言われた時にわたくしが「あなたはなんでへんろしないんですか」
って聞いたら即座に「わたしはまだあなたのよ〜に呼ばれてませんから」と返されました。

勿論、空海さんから四国に招待されたわけでも電話で呼び出されたわけでもありませんが、
歩いていていろいろなものを目にしたりいろいろな方と会う度に段々と
「俺もやっぱり呼ばれたのかな」なんて思ってしまうこともたびたびあるよ〜になりました。

変ない〜かたですが、そんな風に思えてくると自分自身の目的だけでなく
四国に居る方や他の方のこともちょっとは気にかかるよ〜になってくると思います。

そんな時にふと自分なりにへんろの役目として気付いたことがいくつか
ありますのでここであげてみたいと思います。

いろいろな話を聞いてその方の苦痛を和らげる

四国は結構、田舎と呼ばれているところが多いと思います。
田舎のい〜ところは顔見知りが大勢居て困った時には
助け合えるという利点がありますが

逆に顔見知りがゆえにいろいろな問題が起きたりもします。
その問題をそこの地域の方に話せない場合
がありますよね

話の内容はちょっとした愚痴からそんなことわたしに言って
ど〜すんの!!っていうものまでありますが

その方のそんな思いを少しでもこちらに分けてもらって
お寺での参拝の時に一緒に祈ればすこしではありますが
その気持ちが晴れてきます。

お参りをしたくてもできない方の代わりをする

お接待の時なんかにたまに鬼気迫る勢いでおばあちゃんなんかが近寄ってきます。
ちょっと話を聞いてみるとその方の旦那さんが亡くなって
へんろをしたいけど一人では不安だし、足も弱ってるから
できないということだったので代わりにこれを持って周ってください
と頼まれる
ことがあります。

そんなお願いをされた時は自分は健康な体で周っているので
少しでもそ〜いった方のお役に立てれるならと思って快く
引き受けてみてください。

へんろにお接待することでその方の気持ちを楽にできる

またこんな方もいます。
へんろをしたいわけではないけど、いろいろへんろさんの
お世話をしたいと思っている方です。

昔からへんろさんにお接待や親切なことをすると功徳が積めると
信じられていますからそのお接待をすることでその方の心が洗われる
のであればこちらの気持ちも安らぐと思います。

たまに過剰すぎるほどのお接待もありますが、それはそれで快く受けましょう!!

といったことです。
深読みかと思われるかもしれませんが、いろいろ考えてみると
自分だけのためではなく自分が歩いてお寺をまわることによって
へんろに関わる周りの人も少しずつではありますが幸せに暮らせる
よ〜になるのではないかななんて思ってしまいました。

結論としては「人間はどこに行っても一人では生きられない」ってことですかね (^_^;)

投稿情報 : 2005/07/31

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