あっ、ありがとうございます....

番外編 プチ遍路 2009/09/26 (土)

遍路としての体験ではないのですが、遍路関連でショックなことがあったので、
ここに書いておきたいと思います。

私は、20歳を過ぎる頃から何かが吹っ切れたように性格が明るくなり、
どちらかというと、人懐っこい性格になりました。
ですから歩き遍路では、多くの方と出会うことができました。
その中で、四国の方とも交友をもつことができ、頻繁に四国を訪れるようになりました。
この話は、その時に経験した残念な体験になります。

2009年のとある日に、私は四国在住の秋山さん(仮名)のお宅にお邪魔しておりました。
そこは、小さな町なので、いわゆる余所者の元遍路の私はとても目立つわけです。
だから、ほぼ毎日買い物に行くお店では、顔を覚えてもらえたらしく、
何日かして、店に入ると挨拶をしてもらえるようになりました。

そんななか、土曜日の昼過ぎに同じようにお店に行ったのですが、
会計の時に、「これ、どうぞ!」とお茶をいただいてしまったのです。
勢いに負けて受け取ってしまったのですが、どうやら、私を歩き遍路と勘違いしたようでした。

その時に顔見知りである店長さんは、奥にいるようで店内にはおりませんでした。
もしいたら、そんなことにならなかったはずでした。
ところが、その時運悪く、背中にナップザックを背負っておりました。
いつもなら、車で行くところなのですが、その時は、自転車を借りて行っていたのでした。
しかも9月ですから、まだ熱くて汗をかいていたのもまずかったようです。
そして、極めつけは、そのレジをしていた方がバイトの高校生のようで、
私のことを知らなかったわけです。

その彼は、私がレジにつくと、腰をおろし、下からお茶を出してきて
満面の笑みで「これ、どうぞ、お飲み下さい」と手渡しされたわけです。
おもわず、「えっ!」と言ってしまったのですが、遠慮していると勘違いされてしまい、
「どうぞ、どうぞ」とさらにすすめられ、受け取ってしまったわけです。

なんで受け取ってしまったかと言えば、レジの彼が、お店の業務であるとはいえ、
勇気を振り絞って初めてのお接待をした感があったからなのでした。
一応、元遍路ということで、彼の善意を受け取ってしまったわけです。

でも、店内を出たら、やっぱり受け取るわけにはいけないと思い、
お店に来る前に見かけた遍路さんを追っかけて差し上げたのでした。

自分の癖として、基本的にいつも貴重品一式をカバンに詰めて背負って
行動していますので、それを見て、歩き遍路と勘違いされてしまった
ようです。
一般人としてお店に来たのに、遍路と間違われてしまうとはやっぱりショックでした。
当然、その後数日はそのお店に行かなくなりまして、そのまま、帰宅したわけです。
四国では、こういうこともありますので、皆さんもお気を付けてください。

帰宅したあとに、このことを報告すると、やっぱりお前は一生遍路だなと
言われ笑われてしまったのでした。

投稿情報 : 2011/03/09  | タグ : 遍路ダイアリー

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