いっこくうち 【 一国打ち 】
区切り打ちの一つで、県別毎にお参りする方法のこと。
再スタートするときは前の県で最後にお参りしたお寺からはじめるやり方と
次の県のお寺からはじめるやり方の2通りがある。
個人的には前者がおすすめです。
4つ県の札所の分布
四国は字の通り4県に分かれています。
それで、県ごとのお寺の分布をみてみますとおおざっぱにみて1/4になりますので
時間が無い方には一国打ちは周りやすいやり方になろ〜と思います。
また体力的にしんどい方にもとっつきやすいやり方になるでしょ〜。
県別の札所(霊場)の分布は
- 徳島県 : 23ヶ所
- 高知県 : 16ヶ所
- 愛媛県 : 26ヶ所
- 香川県 : 23ヶ所
になります。
尚、昔から66番の雲辺寺は所在地は徳島になっていますが
場所が徳島と香川の県境を挟んでいるために
便宜的に「涅槃の道場」(香川県側)に属しています。
「県」は昔は「国」だった
それと明治以前の廃藩置県前の頃は「県」を「国」として呼んでいたので
その名残りで一県巡りを今でもこう呼んでいます。
当時の国と今の県が若干違いますがほぼ同じなので便宜的にゆ〜のでしょ〜!!
わかりやすくゆ〜とよく天気予報で「全国の天気予報」とい〜ますが
「全都道府県の天気予報」とはいってませんよね
それは慣例からなのか都道府県が面倒で国で略しているのかは不明です。
個人的には慣例ではないかと思います。
それと、興味があったので調べてみましたところ
四国4県の廃藩置県の前は
- 阿波国 2藩 : 徳島藩、富田藩(徳島藩支藩)
- 土佐国 1藩 : 土佐藩(高知藩)
- 伊予国 9藩 : 今治藩、小松藩、大洲藩、新谷藩(大洲藩支藩)、伊予松山藩、
松山新田藩(伊予松山藩支藩)、宇和島藩、
伊予吉田藩(宇和島藩支藩)、西条藩(和歌山藩支藩) - 讃岐国 3藩 : 高松藩、丸亀藩、多度津藩(丸亀藩支藩)
とのよ〜になっていました。
ご覧のよ〜に更に国ごとにいくつかの藩に別れていた事がわかります。
昔でゆ〜「国」が今の「県」で「藩」は今の「市町村」が
少し大きくなった感じでしょうか
今、この原稿を書いていて思ったんですが
なんで「廃藩置県」で「廃国置県」と呼ばないんでしょうか?
どなたかご存知な方が居られましたが教えていただけませんでしょうか
よろしくお願い致します。 m(__)m
再スタートの場合
上にも書きましたが、一国打ちの場合は再スタートの仕方が2つあります。
それは
1.前の県の最後のお寺から再スタートする場合
2.次の県のはじめのお寺から再スタートする場合
の2種類です。
わかりやすくい〜ますと、
徳島と高知の場合なら
徳島県は1〜23番までのお寺がありまして、
1番の霊山寺にはじまり23番の薬王寺で終わります。
高知県は24〜39番でのお寺がありまして、
24番の最御崎寺からはじまり39番の延光寺で終わります。
それで上の二つの場合で違う点はとい〜ますと
徳島は23番:薬王寺で終わりますから
そこをお参りして一度帰りますね
で、
1.の場合はまた23番の薬王寺をお参りして24番に向かう方法で
2.の場合は高知県の24番:最御崎寺からはじめるとゆ〜やり方です。
違いがわかりましたか?
つまり1.と2.では
23番→24番の間を歩くか歩かないかの違いになります。
同様に他の県の場合も
高知〜愛媛の39番→40番の間
愛媛〜香川の65番→66番の間
香川〜徳島の88番→1番の間(結願で終わる場合はここは歩かない)
を歩くか歩かないの違いになります。
距離にしますとその間の距離は約200kmになりますので
2.の場合だとそれだけ短く歩けるとゆ〜ことになります。
1日/30kmで歩く方だと約1週間分の時間が節約できるわけです。
2.の方法は時間の無い方には持って来いだと思います。
ただし、四国を歩いて周りたいと思っている方は1.の方法で
歩いていただければと思います。
また、結願で終わる方の場合は88番→1番の間は省略されますので
違いは約150kmになります。
それとこれは徳島からはじめた場合になりますので
高知、愛媛、香川の県からはじめた場合は結願寺も変わりますから
短くなる距離も若干変わります。
ついでなのでここで書いておきます。
○ 結願の場合
1番(徳島)→88番 : 約150km
24番(高知)→23番 : 約120km
40番(愛媛)→39番 : 約170km
66番(香川)→65番 : 約180km
2.の場合だと以上の距離を短く歩く事になります。
○ 四国1周の場合
1番(徳島)→ 1番 : 約200km
24番(高知)→24番 : 約200km
40番(愛媛)→40番 : 約200km
66番(香川)→66番 : 約200km
1周する場合は短くなる距離は当然ですが全部同じになりますね。
とゆ〜ことで今回は一国打ちについてお話しさせていただきました。
最後に個人的なおすすめを書いて終わりにしたいと思います。
できるのなら極力1.の方法で周られることをおすすめします。
(時間がど〜しても取れないとゆ〜方は仕方が無いですが......)
せっかくの四国に来てまでの歩きへんろですから
お寺だけではなくその間にある道も完歩して欲しいと思います。
(1度しか歩く予定の無い方の場合は更に更に強くお薦めしたいと思います。)
特に23番→24番の間は約80kmでへんろ中1,2を争う遠距離に
なりますので歩き甲斐は十分ありますのできっと満足いただけるかと思います。
また夏場のここのルートはきつさが半端ではないのでその意味でも是非
歩ききって欲しい箇所ですね。
個人的には「ここを歩かずして何が歩きへんろじゃ」と思えるくらい重要区間だと
思っていますので是非歩いて欲しいと思います。
投稿情報 : 2005/12/18

