ぜいたくざんまい 【 贅沢三昧 】
歩き野宿遍路の贅沢は普通一般の生活では至極当たり前なことです。
それは、一日のうちに食事、風呂、洗濯、ができて夜は静かな場所で安心して
眠ることができることです。
へんろでは今までの日常生活が......!!
歩き遍路は何が大変かというと一日の移動距離が車などに比べ極端に少ないことです。
なのであそこに行って○○がしたい、あそこに行けば△△が
できるといった場合にその場所が遠いとそこまで行ってしたいことがなかなかできません。
そんな風に地図で確認して実際に距離がかなりあったりなどしてすぐに行くことが
できないことが多々あると思います。
ただ逆に歩きへんろでは今までの車生活を贅沢であったと感じて
その不自由さ(歩きのスピード感)をある意味有意義に
受け取れれば気分的にはかなり楽にこなせるよ〜になると思います。
歩きのスピードに慣れるまでは車のスピード感が
染み込んでしまっている方にとっては歩き遍路は苦痛でしかありません。
そんな時には「なんでこんなことはじめたんだろう......」なんて
自問したりして後悔しながら歩く時もあるでしょう。
そんな苦痛の中からある人は途中でリタイアしてしまう場合もあります。
そのまま我慢して歩いている方でもただただ苦しいだけである意味諦めの
感情が生まれて仕方なく歩きのスピードに体を慣らすというのも
一つの手ではあります。
と前振りが長くなってしまいました。 (笑)
そんな移動距離が極めて少ない歩きへんろの場合の贅沢には
どんなものがあるかということなんですが
それは普段日常でとても普通にこなしていることであったりします。
つまり
- 満腹とまでは行かないにしてもそこそこの「食事」が取れて
- 汗をかいた衣服や寝袋が(できればカバンも)「洗濯」できて
- 疲れた自分を癒すためと体を綺麗にするために「風呂」に入れて、
- 夜は静かで安心して心落ち着ける場所で「寝れる」こと
です。
少なくとも歩き野宿遍路をすればいつもの生活がどれだけ贅沢であるかが
実感できると思います。
その人のペースによりますがわたくしの個人的な話ですと洗濯は5日、風呂は4日
できないことがありました。洗濯も風呂も3日以上できないことはざらでしたね。
男性の場合に限って言えば暑い時期だと風呂は水浴びで済まして洗濯も公園の水道で
洗剤をつけて洗えばまぁできないことはありませんが、女性の場合はそ〜もいきませんよね。
日常の贅沢を少しでも気が付ければ歩きへんろをしている間に
自分の中で多少なりとも何かが変わると思います。
一番には以上のような今まで何気ない基本的なことが贅沢であると
実感できる自分がきっと好きになるんじゃないでしょうか。
その気付いたことを今までの反省とするか、これからの改善点とするか
それぞれの気持ち次第ですがその思いを抱いて自分の帰るところに
戻ってほんの少しでも実践できれば、歩き野宿へんろも貴重な
体験として今後の人生の中で生きてくると思います。
投稿情報 : 2005/07/11

